相吊りでのモジュリフトの吊り天秤による煙突の吊り上げ

バルト諸国のレンタル企業、Strele Logistics社が、先月(2月)リトアニアのカウナス市の下水処理施設に49tの煙突を設置するために、モジュリフトの吊り天秤を含む吊り具を提供しました。

Strele Logistics社は、長さ35m 直径2.75mの煙突を、3km離れた製造元、Enerstena Group’s社の工場で積み込み、最終目的地に立てるというプロジェクトを引き受けました。まず、建物に設置されている2台の15tの天井クレーンと、90tの移動式クレーンを用いてセミ・トレーラー(前方の車輪のないトレーラー)に積みました。運送会社のKlaipedos Transekspedicija社が、夜を徹しての現場への運搬を担いました。

翌朝、Liebherr 社の500tクレーンとTerex 社の200tクレーンで、このプロジェクトを完了させる為の相吊りが行われました。―Terex 社の200tクレーンは、長い吊り荷の下部での使用です500tクレーンの下には、煙突の外側に設けられた吊り上げ箇所に繋げる為に、長さ3mのMOD70が使用されました。
Strele社のプロジェクトマネージャーJokūbas Slavinskas氏によると、当初、Terex 200tクレーンと共に使う二番目の吊り天秤が検討されていましたが、代わりに繊維スリングが選ばれました。全体で長さ10mのラウンドスリングが4本、7mのワイヤロープが4本、25tシャックルが2個、55tシャックルが2個、85tシャックルが2個、このプロジェクトを行うために使用されました。(最後の4個は吊り天秤に繋がれました)

Slavinskas氏が言うには、
「ワイヤロープは煙突の吊り上げ箇所に繋がれました。繊維スリングは使用できませんでした。なぜなら、煙突を立てる工程で摩擦力が繊維スリングを燃やす可能性があったからです。」
「相吊りは、最も信頼性のある選択です。他の方法もありましたが、それらは経済的・論理的に相吊りよりも劣るものでした。」

Slavinskas氏は、吊り上げの工程を思い起こしました。
Terex 200tクレーンは、Liebherr 500tクレーンから煙突の中心まで15mの位置へ煙突下部の吊り上げを行う必要がありました。次に、500tクレーンが煙突を単独で吊り上げ、土台の上に取り付けました。乗り越えるべき唯一の課題は、煙突を輸送するトラックを90度回転させることで、処理場の堆積廃棄物を片付ける必要があったことでした。

Slavinskas氏は次のように続けました。
「吊り上げに要した時間は、はわずか3時間でした。それより時間がかかったのは、500tクレーンの組み立て
(4時間)と解体(同じく4時間)でした。このプロジェクトで行われたのはたった一件の吊り上げでしたが、Strele社は、何百ものこの種のプロジェクトを行ってきています。この吊り上げで特異だった点は、煙突は多くの場合、例えば長さ20mの複数の部分に分けて立てられるという点です。

MOD 70吊り天秤は、長さ10.5mで最大使用荷重70t、使用荷重を低くすると、最長14mです。
Slavinskas氏は次のように言いました。
「MOD 70は、素晴らしい役目を果たしました。我々が求めるものを、タイミングよく提供してくれました。
実は、このプロジェクトを引き受けた時には、適切な天秤の在庫がなかったのです。既にモジュリフトに連絡を取り、購入段階に進むことはできていたのですが。この吊り上げは長く記憶に残ると思います。なぜなら、2月16日はリトアニアの独立100周年記念日で、幸運なことに吊り天秤は予定通りに届いたため、我々は国にとってそのように大切な日に働くことを避けることができたのです。」

●モジュラー式吊り天秤のお問い合わせ
モジュリフト日本代理店
中村工業株式会社
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